伊勢・熊野旅行


期間・・・・平成19年5月2日(水)7:30〜5日(土)3:15

総移動距離・・・・1510Km


旅行時間・・・・84時間


 おりゃあああああ!・・・・といきなり無駄にハイテンション。なんて意味のない文字?だが、まあいいでしょう。今回はチョー久々の伊勢。およそ10年ぶりの訪問だ。今回はどこへ行くかもおよそ決まっているので(ほんとか?)、計画通りに行けると思う。・・・・たぶん。それでは、久々に、行けるとこまで行ってきますか!!

 5月2日、7:30、今回は珍しく?朝から出発。というのは、前日の夜に雨が降っていたから。夜の雨なんて運転にはサイテーな条件なので、無理せずに朝出ることにしたのだ。そんな悪条件の日に、強行軍して無駄に疲れるなんて馬鹿馬鹿しいので。幸い2日の日は少々曇りがちだが、雨は降りそうになかったので、意気揚々と出発。とりあえず富士インターから東名をひたすら西進していると、徐々に晴れてきた。ふっ、さすがオレ。超絶晴れ男の異名は伊達じゃないぜ(誰も言ってないけど)。な〜んて思ってた矢先、掛川の辺りでいきなり雨が降ってきた!。しかもかなり激しく。おいおいおい、何いきなり降って来るん?。まだスタートしたばっかなのに勘弁してくれよ。。。なんて思ってたら、速攻で止んだ。なんだったんだ?。通り雨か?。まあいいや、少々雨が降ってもすぐに止むとはさすがオレ。これから空前絶後の晴れ男とでも名乗ろうかな?。・・・・ってアホみたいなのでやめとこ。ではなんなのかって、これは禊だ。これから伊勢にお参りに行くので、その前に体を清める為の儀式に間違いない。おお天照大御神よ、我を祝福したまえ!。・・・・・・・・いや、おつむがおかしくなったわけではないので、あまり気にしないように。

 さてさて、天候も回復したので、くだらない妄想は置いといて、ちゃきちゃき先に進もう。浜松インターで高速を降り、R1をひたすら走る。とちうの浜名バイパスが無料になってたのは幸運ですな。で、次にR42で渥美半島の海岸線をひたすら走り、10:45伊良湖岬に到着。ここからフェリーで鳥羽に向かうのだ。名古屋経由だと結構時間かかりそうだし。さてさてフェリーの時間は・・・・って11:05出発ですか。・・・・って、あと20分かよ!。速攻でターミナル駅に行き、チケットを購入し、車に戻る。やれやれ、勘弁してくれ。全然余裕がない。ま、どうせ見るもんも買うもんもないし、死ぬほど待つよりはいいけどね。ただ、いつの間にか、ターミナルが道の駅になっていて、結構きれいになってたのには驚き。世の中そんなものか。ここまでの走行距離200km。

 11:05出発。フェリーの中もなんとなく模様替えしてる気がするのだが、あまり覚えてない。以前は船内は全部椅子だったと思うのだが、今日は真ん中は床になってて、ごろ寝できるようになってた。そちらのほうが人を詰め込めるからか?。それともごろごろだらだらしたい人が多いからか?。

 12:05、鳥羽到着。さて、まずは・・・・当然飯。さらに海鮮物がいいので、辺りをぼちぼち探していると、やたら高そうなホテルの飯屋を見つけたので、そこにする。いや、高そうだから入るのではなくて、あんま選択の余地が無さそうだったので。


 メニューの一部。

 なんだよこの伊勢海老の8400円って。

 オレのいつもの飯と0が1ケタ違うぞ。

 ・・・・もちろん84000円だ。


 予想通り。まあ、それを承知で入るんだけど。これで不味かったらしゃれにならんが・・・・。
 ・・・・ビミョー。オレが頼んだのは海鮮丼なんだけど、正直めちゃめちゃうまいとは言えない気がする。量もそんなじゃないし。これで1890円はめちゃめちゃ高・・・・安いって感じ。まあ、メニュー見れば、誰が見ても高・・・・安いって思うんだけどね。観光地だし。

 少々、鯨の涙ほどの出費をしたが、とりあえず腹は膨れたので、いざ出発。向かう先は・・・・


鳥羽水族館。

日本有数の水族館ですな。


 それでは、鳥羽水族館を堪能しませうか。


 ←某魚@


            水飲みアザラシ→
 ←某魚A
 ←ゴマフアザラシ


               XXイルカ→

こんな感じのかーいい生き物や


 ←サラマンダー
 ←XXクラゲ


            XX毒ガエル→
 ←XXクロコダイル
 ←ピラルクー


             電気うなぎ→
 ←・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???


 ・・・・・・・・・・・・・・・・といった個性的?な生き物までてんこ盛り。他にも川の魚やペリカンまでいたが、スペースと容量の都合で未公開。

 それにしても、人が多いな。さすがにGWだけの事はある・・・・って当たり前か。しかもカップルや家族連ればっか。1人でうろうろしてるのって、どこを探してもオレだけ。・・・・って、それも当たり前か。いやいや気にしない気にしない。そんな事でオレの好奇心は萎えたりしない。たとえ何処であろうとも、世界中の人間が二の足踏んでも、オレはせせら笑って行ってみせる。それだけの根性はあるつもりだ。
 ま、それは置いといて、気になったのが駐車料金。入場料が2400円するのは仕方がないとして、駐車場代が2時間弱で1100円というのはどう考えてもぼったくりな気がするぞ。こんな鳥羽の地で、都心よか高い駐車場代なんて馬鹿馬鹿し過ぎる。が、選択の余地が無いのがくやしいですな。ひょっとしたら、ミキモト真珠島の駐車場に止められるかも・・・・?。

 さて、水族館巡りもひと段落したので、温泉で一汗流そうかな。ということで、近場で検索すると、すぐ側にちょびちょびあるようなので、速攻で移動。


 鳥羽小浜温泉 湯楽々。

 ぬめりが強すぎて油っぽい感じ。

 中はきれいだが、1300円はちょっとお高め。


 ふむふむ、海の側にあるのにしょっぱくないな。地下深くから湧き出る温泉だからか?。それにしても、入った時点で、中にいたのがオレとタトゥーをしたオイタな人だけとは、なんとも居心地悪いですな。オレがわざわざ避けるように移動してるのに、なぜかオレの後を移動して来る(ように感じる)んだから始末に終えん。それを振り切って振り切って、どうにかひと段落。ゆっくりゆっくり休ませてもらった。

 さて、時間を見ると16:30だったので、そろそろ宿の準備をしなくては。伊勢市の某ホテルに連絡すると「空いてますよ」だって。さすが伊勢。GWといえど、宿の確保は楽勝ですな。では伊勢に向かって出発・・・・の前に、一コだけ寄りたい場所があった。それは天岩戸。神話の時代、天照大御神が、高天原で悪さをする弟の須佐之男命を懲らしめる為に篭った所が天岩戸とされているのだが(この天岩戸は日本全国に点在するようだ)、ここから程近くに、その天岩戸があるのだ。道的には少々遠回りだが、まあいいでしょう。

 16:45、天岩戸到着。相変わらず?閑散としている。相変わらずというのは、昔来たことがあるから。学生時代伊勢にいたので、この辺りの地元限定の裏観光地はほぼ制覇してるのだが、もちろんここもその一つだ。

 さて、徐々に夕暮れが近づいてきたので、ちゃきちゃき移動しなければ。鬱蒼と茂った森の小道を5分ほど進むと、すぐにそれっぽい穴が見えてくる。そそくさと歩いて行くと・・・・

 「う゛!」。

 きたよ。10メートルくらい手前から、突然強烈なプレッシャーを感じた。明らかに空気が違う。以前は別に何も感じなかったが、今回はすぐに感じた。なんだか、いつの間にか霊感体質になってしまったようだ。・・・・あんまうれしくないな。


天岩戸。穴はかなり小さく、高さは60〜70cmくらい。

いくら神様といえど、

こんな小さいとこに入るのは相当無理があるのでは・・・・。


 この岩戸から出ている水は名水百選にも選ばれているおいしい水だ。どのくらいかというと・・・・めちゃめちゃおいしいです。柔らかくて飲みやすいって感じ。「こ、この水は!・・・・」なんて書くと、「またか」なんて思われそうなので、止めときます。


 天岩戸の先にある風穴。

 

 先に、ここに来た事を書いたが、その時のエピソードなんぞを紹介しときやす。
 ある時、友人や後輩達とここに遊びに来たことがあったのだが、その時天岩戸から少し離れたところにある風穴の前で、少々罰当たりな格好で写真を撮ったりして遊んでた。すると、その日の夜、そこで遊んだ人間全員が、気分が悪いと言って寝込んでしまったのだ!。その後、霊感のある後輩にその時の写真を見せると、その風穴はどうやら聖なる場所ではないらしいし、入り口に注連縄が張ってあるのも中から「何か」が出てこないようにする為のものらしい。・・・・そら気分も悪くなるわな。

 ちなみに、オレの「感覚」では、風穴よりも天岩戸のほうが強烈に感じた。位置的に天岩戸→風穴→天岩戸というようなルートになるのだが、風穴から戻ったときもやっぱプレッシャーを感じたので。ま、あくまで自分の感覚だけどね。
 というわけで、天岩戸の前では、絶対に罰当たりなことはしないように。「何か」あってもオレは責任持てましぇ〜ん。

 これで今日の予定は終わり。つーか、もう日暮れなので、宿に行かなくては。久々の(どこを走っても久しぶりなんだけど)伊勢道路を走り一路某ホテルへ。・・・・と、そのついでに少しだけ伊勢巡りしてみると、以前より少しだけ店が増えてたし、変わっていた。オレが2年ほど住んでいたボロ下宿もいつの間にやらリフォームしてきれいになってるし。ちにみに、どのくらいボロかったかというと、窓は完全に閉まらないし(どうやっても隙間が空いてしまい、しかもそこから蟲がガンガン侵入してくるのだ!)、床にビー玉落とすと一ヶ所に向かって転がっていくくらいだ。要は傾いているっつーわけ。おまけにあまりのボロさのためか、ゴキブリほいほいを置いて1週間で、中は隙間がないほどゴキの死骸で埋め尽くされるのだ。今考えればよくあんなところに住んでたよな・・・・と思ってしまう。

 さて、昔話はこれくらいにして、宿にチェックイン。少し休んで、飯にお出かけ。場所は・・・・宇治山田駅前のまんぷく食堂。ここのから揚げ丼には何度もお世話になったので寄ってみたのだが、久々に食べてみると・・・・ま、こんなものかって感じだった。なんというか、昔懐かしい味という表現が一番だな。

 それともう一つ気になることがあった。それはこれまた宇治山田駅前に、うまいもの横丁というちょっとした飲み屋街があり、昔、そこの入り口に『ストップ・ザ・流出!』なんて看板があったのだが、今回どうしてもその看板が見たくて来て見たら、いつの間にか『みんなにやさしいめいりん村』なんて看板に変わってた。オレが初めて伊勢に来たとき、そのあまりのインパクトにびびったものだが、あれから10年も経つと、流出は止まったのだろうか???と、思ってしまう。

 ま、何はともあれ、腹も膨れたし見るもん見たので宿に戻る。なんだか疲れてかったるいので、速攻で寝ることにしよう。・・・・っと、その前に明日の計画を考えなくては。とりあえず、朝一番に二見ヶ浦でご来光を拝んで、そのまま外宮と内宮を参拝して、さらに熊野三山に行く。うむうむこんだけ予定が立てられれば十分だ。そんじゃ、明日に備えて寝ることにしよう。おやすみzzz。


 5月3日、4:30起床。・・・・眠いっす。が、早くしないとご来光に間に合わないので、ちゃきちゃき準備して移動開始。薄明るくなった道をひたすら南東に飛ばし、二見ヶ浦到着。・・・・って、なんかやたら人がいる。なんだてめえら、邪魔だよ邪魔。まったく、わざわざ二見ヶ浦まで来てご来光を拝もうだなんて、さすがGW、ヒマ人どもが多いぜ。おまけに、なんだか雲が多いし。これじゃああんまきれいなご来光は期待できないな。多分、どこかにオレの空前絶後の晴れ男パワーを台無しにする、驚天動地の雨男(女)がいるに違いない。それでも少し待ってると・・・・


5:05頃。はい、こんな感じ。

もうちっと綺麗に撮りたかったが、

目の前にはヒマ人どもがうようよいたため、

これ以上の撮影は不可能でした。


 ・・・・ま、せっかく来たんだから、なんも撮らないよりいいでしょ。

 さて、見るもん見たのでここは用無し。ちゃきちゃき進もう。次は伊勢神宮の外宮。伊勢神宮とは、天照大御神を祀る内宮と、豊受大御神を祀る外宮に分かれており、一般的に外宮→内宮の順番で参拝するのが基本だ。さらに、昔は、二見ヶ浦で体を清めてから伊勢神宮に参拝したというから、順番的にまさにぴったり。そんじゃ、ま、外宮に向けてしゅっぱ〜〜〜つ!!

 5:30到着。早!。ま、すんげー近いからこんなもんか。人なんてほとんどいやしないが、それでもぽつぽついるみたい。そんじゃ、外宮の散策でもゆっくりしますか。


 参道入り口。

 新緑がきれいだし、清清しいですな。


もちっと進んだとこ。

上の写真にも写ってるよね。


 続いて第2の鳥居にて、はいチーズ!!。




















 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








 え〜〜〜と、今のは無し。ちゃいね、ちゃい。

 そんじゃ、気を取り直して、もう一度。はいチーズ!!。




















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


 やばいな。最近相当なお疲れモードだったので、幻覚が見えるようになってしまったようだ。たぶん、これは気のせいだ。オレには何も見えない、何も見えないぞ。この2枚の写真には、煙のようなものなんて何にも写ってないぞ!!!。 

・・・・・・・・・・むぅ、いきなり疲れが出てきた。今までこの手の写真は撮ったことがなかったのだが、どうしたもんか。まあ、考えても仕方がないので、先に進もう。まだ参拝もしてないし。


 本殿です。

 残念ながら正面からの撮影は禁止。

 すぐ横についたてみたいなのがあるので、

 これ以上の角度の撮影は不可能です。

 この写真にはいないけど、奥に警備員もいるし。


 いやいや、さすがに神宮。落ち着きがあっていいですな。正面からの撮影は禁止だけど、ま、それは仕方ないでしょう。それにしても、撮影時に、常駐している警備員が隠れてくれたのにはびっくり+嬉しいですな。いかにいかつい顔の警備員でも、やっぱそれくらいの優しさ+サービスがないとね。

 少々?アクシデントがあったが、無事?に参拝を終了。続いて内宮に参拝に行きます。

 6:00到着。これまた早!。まあ、伊勢なんぞ狭い土地なんで、ちょびっと車を走らせればどこへでも行けるんだけどね。ほとんど地元スペシャルの駐車場に車を止めて、いざ参拝に行きますか。ここまでの走行距離290km。


参道入り口。

ほんとはもちっと右から写真を撮りたかったが、

完全な逆行になってしまうので、ここで我慢。


 五十鈴川。

 きれいな川だが、以前オレは2月にここで禊をして

 意識を失って、流されそうになった。

 あな恐ろしや・・・・。


あの鳥居を抜けると、

そこはまさに聖地の名にふさわしい・・・・。


 きたぁぁぁぁぁ!。五十鈴川を渡り、鳥居をくぐった瞬間、強烈なプレッシャーを感じた。なんて圧力だ。外宮ではほとんど感じられなかったが、ここはあまりに桁違いだ。なんというか、来るものを拒んでいる、そんな感じがするくらい。ま、それを肌で感じるようになった(なってしまった)オレもオレなんだがな。オレ的に言えば、この強烈なプレッシャーをなんも感じない人は幸せだ。

さらに進み、進路を左に曲がると・・・・


 さらにきたぁぁぁぁぁぁ!

 曲がった瞬間、さらに激しくなった。

 正直言って、頭が痛い。

 もしこんなところで働いたら、1週間持たないかも・・・・。


 いかんな。正直かなりきつい。全く普通に参拝していた昔が信じられない。それに、普通に歩いている人たちも。なんで何も感じずに歩けるんだ?なんて思ってしまう。が、ここまで来て「気分が悪いので」なんて言って引き返すのもどうかと思うので、先に進む。と・・・・


ようやく到着。

あの鳥居の奥が拝殿デス。

あの中はどうなるのか、

想像もつきません。。。


拝殿の前に立つのがちと怖い。が、参拝するにはあの鳥居の中に入らないといけない。・・・・いや、ここからでも参拝できないことはないんだけどね。せっかくだから行かないと。いやゆる怖い物見たさってやつ。意を決して石段を登り、足を踏み込むと ・・・・・・・・・・重い。なんというか、空気が圧縮されてのしかかってくる感じ。信じられん。同じ日本の中なのに、ここまで違うなんて。いい表現が思いつかないが、海の底にいるような感じといえば分かってもらえるだろうか?・・・・って、分かんないか。まあ、仕方ないけど、そんな感じだ。


 拝殿。間近で見るとこんな感じ。

 この鳥居の中は撮影禁止。

 このすぐ右側に警備員の人が睨んでマシタ。。。


 さて、お参りしたので脱出しよう。あんま長居すると本気で「やられそう」なので。そそくさと戻っていると・・・・


 朝日がきれいだったので。

 逆光にならないように

 気をつけて撮影してみたんだけど

 いかがでっしゃろ???。


 さてさて、車に戻りるとようやくひと段落つけた。いっちゃあなんだがあんま長くいるとこじゃないな。なんというか、人を強烈に試してるというか、拒んでいるというか、そんな印象を受けた。当分参拝する必要もなさそうだ・・・・なんて思ってしまった。まあ、気が向いたらまた来ます。

 7:00.、次の進路を考える・・・・って考えてるって。今度の目的地は熊野。ここからなら、R42をひたすら南下してン時間だ。それではいざ熊野へ向けてしゅっぱ〜〜つ!!。

 ・・・・・・・・・・遠いですな。めちゃめちゃ遠い。山道をひたすら進むが、全然先が見えてこない。荷阪峠なんて強烈な峠を抜けるとようやっと海が見えてきたが、今度は海岸線を延々と走りっぱなしだし・・・・。さすが南北に長い三重県。下手すれば、延々と下走ると、桑名から熊野まで半日がかりになるかも。そんな果て暮れまで続きそうな道路を走り続けること3時間半、ようやっと熊野速玉大社に到着。


 10:30到着。

 朱塗りの建物が美しいですな。

 ここまでの走行距離450km。


 はいおしまい。だって、他に撮るものないし。む〜、意外と小ぢんまりとしていますな。もうちっと大きい敷地と建物かと思ったのだが・・・・。 
 それにしても、ここに来るまでのあちこちに、「熊野古道」の看板があちこちにあった。オレは熊野古道は、京都から熊野までだと思っていたので、ちょっと意外に感じた。

 そろそろ、小腹が減ってきたので、何か食べたくなった。るるぶを見てるとこの近辺に「東宝茶屋」というところで『なれずし』という寿司の原型のような料理を出してるところがあるらしいので行って見ることにした。狭い路地を滅多くそに探し回ってると、何とか発見することが出来た。・・・・が、なんと11:30開店なんだって。現在11:00なのであと30分待たなければならない。・・・・いいや、先に進もう。

 さて、次の目的地は熊野那智大社だ。ここから程近くなのですぐ到着できるでしょう。

 11:30、熊野那智大社到着。とちうに大門坂なんて看板があったが、どうでもいいのでスルー。ここまでの走行距離470km。
 いやえらい込みようだな。先ほどの熊野速玉大社とは大違いだ。やっぱ滝もセットで見たいからだろうね。それにしても駐車場が少ないな。やっぱ山を無理やり削っているからだな。仕方が無いとはいえ、やっぱ嬉しくない。結局1番奥の駐車場に置く羽目になってしまった。が、止められただけましなんだろうけどね。
 で、まずは滝を参拝することに。結構な距離を移動して、ようやっとたどり着きました。


入り口。

右の石には「熊野権現 那智大瀧」とある。

つまり、那智の滝は神様ということだ。


 全景。

 正直「大瀑布」という名がふさわしい滝です。

 縦写真じゃないと全部撮影できんかった。


さらに近接して撮影。

高さ133m、幅13m。

日本一の大滝との評判もちらほら。

ちなみにここに入るのは有料です。


 いや〜〜〜、でかい。ずっと見上げてると首が痛くなってしまいそうになる。おまけに写真を撮る角度も結構大変だったし。どうやったらうまく撮れるか四苦八苦でした。ちなみに、この那智の滝の水は飲めるのだ。お皿代として100円取るみたいだが、中にはペットボトル持参でそれに入れて飲む人もいた。常連か???。

 さて、次に向かうは熊野那智大社。距離的には程近いのだが、少々坂を上らなければならないので大変。ひ〜ひ〜言いながら急な階段を登ってると、一組のカップルが立ち往生してた。何してるんだろうと思って見てると、どうやら女性のほうがヒールを履いてて登りにくいといってるようだ。
 ・・・・あほだ。こんな山へヒールなんぞ履いてくるなんて、何考えてるんだろう。おしゃれもいいけど、もちっと場所を考えろって感じだ。


 熊野那智大社。

 ここも朱塗りの建物ですな。

 なかなかの賑わいかと。


本殿横にある樹齢850年の楠。

でかい!!


 

 三重塔と那智の滝。

 ええ眺めです。

 那智の滝はどこからでもいい絵になるね。


八咫烏を祀る神社。

どうでもいいような「存在」があるのだが、

気にしない気にしない。


 いやいやいや、よくまわった。ここは結構見るとこあるな。三重の塔の中も見る事できるし、那智大社の横にも山青岸渡寺という西国観音霊場第1番札所もあるし。那智大社のさらに奥には那智山スカイラインがあり、その先には妙法山寺もあるし(見てないけど)。ちなみに、ここ那智の名産は「那智黒」なので、是非お土産には「那智黒」を買っていってあげよう。もらった人は泣いて喜ぶぞ。

 さてこれからどうしよう・・・・って、いいかげん腹減ったので、何か食べたい。といって、近辺の食堂ではたかが知れてるし、どないしよう。・・・・そうだ東宝茶屋に行こう。それなら『なれずし』も食べられるし、腹も膨れるし、一石二鳥だ。そんじゃま、行って見ますか。

 14:00到着。中を覗いて見ると・・・・いい感じかも。『なれずし』には「鮎」、「秋刀魚」、「鯖」の3種類あるようで、どうやら「秋刀魚」が一般的なようだが、オレはあえて「鮎」を注文。やっぱレアモノを食べたいので。で、しばらく待ってみると・・・・


 鮎のなれずし。

 塩漬けした魚をご飯の上に乗せ自然発酵させたもの。

 独特な味わいですな。


 なんというか、味は良くも悪くも独特で、表現が難しい。発酵させたのはなんとなく分かるが、うまいかといわれれば言われれば・・・・。正直、メインではない気がするが、ご飯があるのでおかずにはなりにくいし、何より量が少ないのでこれだけでは全然足りない。『なれずし』をご飯代わりにして、おかずをチョイスって感じにしないと、とても足りないだろう。
 めずらしい味なので、通販とかはやってないかと聞くと、一応電話注文は受けてるそうだが、ネットでの販売はやってないそうだ。これ以上は手が回らないんだって。あと、真空パックで送れないかと聞いてみたが、真空パックだと『なれずし』が潰れてしまうんだそうだ。確かにその通りだが、それなら一体どうやって送るんだ???。

 む〜〜、ちょっと量的に物足りないが、先に進もう。これからの予定は熊野本宮大社と、その周辺の川湯温泉・湯の峰温泉・渡瀬温泉に入ること。・・・・どう考えても時間が押してるな。それではちゃきちゃき移動しませうかな。

 R168を西進し、一路本宮を目指す。が、先に本宮を参拝すると、その後3つの温泉をはしごすることになるのでそれは避けたい。ならばどうするか・・・・決めた。まずは川湯温泉に行こう。そして、本宮に参拝し、湯の峰、渡瀬の順で温泉に入ればいい。ただ、あんまり時間の余裕がないので、一つ一つゆっくり温泉に浸かってられないが・・・・


川湯温泉公衆浴場。

なんとも素朴な浴場ですな。

その代わり、当然?かけ流し。



 まず行ったのは川湯温泉。公衆浴場なのに温泉なんて贅沢・・・・というわけではない。探せば結構あるもんだ。この川湯温泉は、冬になると大塔川という川の流れをせき止めて、土手の辺りを少し彫れば温泉が湧き出てくるので、それで天然の温泉を造るんだそうだ。名づけて「仙人風呂」。・・・・「千人風呂」ぢゃないのね。それにしても、川をせき止めて温泉を造るなんて、なんとも贅沢ですな。

 さて、体もさっぱりしたので、いよいよ熊野本宮大社へ向かおう。・・・・ってすぐ側なので、速攻到着。やっぱ目的地が近いと楽ね。もっと全国の観光地が一点に集中してあればいいのにね。・・・・いや、なんでもないっす。15:20到着。ここまでの走行距離540km。


 こんな階段を登る。

 昔はこんな階段の上じゃなかったんだけど、

 明治の頃に水害があって、

 それを機にこの階段の上に建てられたのだそうだ。


熊野本宮大社。

他の2社と違って、檜皮葺きの屋根が

重層な趣を感じさせますな。


 ん〜、落ち着きますな。できれば椅子に座ってしばらく休みたいところだが、なさそうなのであきらめる(どっかにあるかもしれないが・・・・)。それにしても熊野3山を参って思ったのだが、内宮で感じたあのプレッシャーが何も感じられなかった。やっぱ神の格式が違うのかな・・・・なんて思った瞬間、

「!!!」

 いきなり圧縮された空気に襲われた!!。

「何が起こった?」と思ったが、すぐに全く普通に戻ってた。周りを見回しても、全く何も変わったところもないようだし。・・・・何だったんだ?。ひょっとして、心を読まれて試された?それとも、オレの気のせいか?・・・・む〜、訳分からん。が、あんまり失礼なことを考えるのは止めたほうがよさそうだ。せっかく参拝しに来たのに、祟られるのも嫌だからな。

 さて、次は温泉巡りの続きだ。ここからだと湯の峰温泉の方が近いので、そちらから回ろう。
 ・・・・はい到着。さすがに近いですな。では早速入ってみませうか。

 湯の峰温泉公衆浴場。

 一般風呂と薬湯があり、

 一般は水で薄めたもの、薬湯は源泉を自然に冷ましたものだ(源泉は92度!)。

 当然、オレが入ったのは薬湯。めちゃめちゃ臭いまっせ。


 この湯の峰温泉は、1800年もの歴史があり、日本最古の温泉なんだそうだ。すごいですな。

つぼ湯。

世界で唯一世界遺産に登録されてる温泉。

その名の通り、

大人二人でいっぱいになってしまうほど小さい。


 湯の峰温泉にあるつぼ湯は、 600年もの昔、小栗判官という人を生き返らせたという伝説がある。また、1日に7回も色が変わるそうらしい。オレとしては、そんな珍しい温泉を是非とも堪能したく交渉したが、なんと3〜4時間待ち。おまけに750円とやたら高い。金額はともかく、時間的にどう考えても無理があるので、泣く泣く断念。ま、別に生き返りたくない・・・・ではなくて、生き返る必要ないからいいけど。。。

 それでは最後の温泉地、渡瀬温泉に向かいますか。・・・・って、ここもすぐ側です。


 クアハウス熊野本宮。

 この辺りには珍しい近代的な施設。

 温泉プールなんかもあるみたいだが、

 できれば温泉そのものを楽しみたかったっす。


 これで本宮温泉郷は全部制覇。あんまゆっくりできなかったのは残念だけど、まあ仕方ない。それにしても、これだけ近いのに、ほんとに3つとも全然別の温泉なんだよな。まあ、川湯と渡瀬は肌触りとか近いものがあるけど、それでもやっぱ別の温泉だ。まあ、変な話、隣同士でも施設によっては全然違う温泉になってしまうところもあるんだけどね。

 ではこれからどうしよう。・・・・しまった、なんも考えてない。現在17:20。ここから近いのは・・・・おお、白浜があるじゃん。近いといっても、30キロ以上あるんだけど、うまくいけば夕日が見れるかも。相当飛ばさないといけないけど、駄目元でやってみよう。そんじゃ、白浜に向けてしゅっぱ〜〜つ!

 ・・・・無理だ。絶対に無理だ。どう考えても出来そうにない。なんでって、ちと遠すぎるし、時間も遅い。おまけに車の量もそこそこあるし。くっ、なんでお前らオレの邪魔をする。オレの意を汲んで、ちょびっとだけ道を譲れよ!・・・・なんて思っても、当然誰も聞いちゃいないので、とちうの道の駅で小休止。今後の道程を真剣に?考える。しばらくるるぶとにらめっこしてて、ふと気づいた。「そうだ、熊野古道散策なんてどうだろう」。おお、グッドアイディア!。道の駅で聞いてみると、ガイドブックをもらえたし。う〜〜ん、いい感じですな。まあ、それは明日にするとして、今日は?。・・・・やっぱ白浜に行こう。ここも有数の温泉地なので、やっぱ一回は入りたい。その後はああして、明日は・・・・。うんうんさすがオレ。もうばっちりですな。そんじゃ、ま、改めて、白浜温泉に向けてしゅっぱ〜〜つ!!

 ・・・・・・・・・・渋滞発生。なんだか知らんが、めちゃめちゃ込んでる。一応19:00頃に白浜には到着したんだけどさ、全然進まん。ナンバー見ると大阪近辺ばっかだし。ようは関東における東伊豆といっしょだな。ごちゃごちゃと揉まれてるうちに、徐々に道が空いてきたので、飯屋を探す。が、意外とない。どうやらメインの道から外れたみたいだが、それでももうちっと観光客用の飯屋くらいあってもいいと思うのだが、あんまないみたい。それでもうろうろしてると、どう見ても観光客用のぼったくり飯屋(と言っては失礼だが、そういうもんでしょ)を発見し、夕飯。考えてみれば、朝はたこ焼き、昼はなれずしだけなんだよな。そら腹も減るわな。本来なら思い切りスタミナのつきそうなものを食べたいのだが、すぐ横は海なので、新鮮な海の幸を食べたいので、刺身定食を食べる。・・・・量も味も値段もほぼ予想通りでした。

 時間も遅くなってきたので、そろそろ体をさっぱりさせたい。いくら温泉に3つも浸かっているとはいえ、ゆっくりしてられなかったからな。しかし、暗い上に、時間も時間なので、またもやゆっくりしてられない。暗いので相当に探しにくいなか、なんとか日帰り温泉を発見し、ようやくひと段落。


千畳の湯。

ちょびっと白濁で、さっぱりしてる。

なかなかいい温泉ですな。


 日本3古湯の1つと言われる(らしい)白浜温泉。この手の話はいまいち信用してない。なんでって、先ほどの湯の峰温泉が「最古の温泉」(のはず)だからだ。が、温泉はそれなりに気持ちいい。海の近くなのにしょっぱくないのは、先の鳥羽小浜温泉と同じだからか?。

 さて、これでようやっとさっぱりした。時間もいいかげん遅いので、ちゃきちゃき移動しよう。で、次に向かうは紀伊大島。なんでこんななんもないとこに行くかというと、ここからご来光が見たいから。ただそれだけ。旅なんてそんなもんでしょ?。たぶん・・・・。

 では、紀伊大島に向けて出発しますか。

・・・・・・・・・・久々に、





 ワープ!!!


 はい、22:30、紀伊大島に到着。やっぱ書くだけって楽だよね。まあ、そととちうの経路のことなんぞ書いても仕方がない・・・・というか書くことがない。ただただ、ひたすらにR42を海岸沿いに走るだけ。暗くて何も見えないし、店も、コンビニが2つあるだけというあまりに寂しい国道だったし。
 とりあえず、先端近くの駐車場に車を止め、少しの間明日の予定を吟味。熊野古道には、道のとちうに「王子」と呼ばれる祠(神社の小さいバージョン?)があり、昔の人はそれにお参りしながら熊野詣をしたそうな。で、その「王子」のなかで「藤代王子」、「切目王子」、「稲葉根王子」、「滝尻王子」、「発心門王子」の5つが「五体王子」として格式が高いんだそうだ。ただ、「五体王子」全部を制覇するとなると、いわゆる中辺路周辺だけでなく、はるか離れた海南市まで行かなくてはならない。それにガイドマップにはいくつか興味のそそられる場所もある。例えば、円座石(わろうだいし)という熊野3山の神々が集まって大爆笑・・・・ではなく談笑したとされる場所や、大門坂という結構きれいな石畳で人気のスポットもある。特に大門坂のほうは絶対外せないね。・・・・何?大門坂??・・・・・・・・やっちまった。熊野那智大社の入り口にあったじゃん。行っとけばよかった。まあ、明日行けばいいけど、やっぱ2度手間な感じだな。いや、それでも行かなくては。そうでなければオレの名が・・・・・・・・・・廃らないか。そんなことで。 

 む〜〜、それにしても正直きつそうですな。串本から熊野灘方面へ出て、各地の「王子」+αを巡りながら、最後は海南市の藤代王子か。相当な、つ〜かめちゃめちゃ強行軍っぽい気がするが、明日も行けるとこまで頑張ろう。それでは、明日のご来光が拝めますようにお願いしながら寝ます。おやすみ・・・・。ここまでの走行距離690km。


 5月4日、4:00起床。・・・・のはずだったが、その相当前に起きる。寒い!!。一応毛布を持ってきていたが、それでも寒い。そのせいか、どうも鼻がずるずるする。ちょびっと風邪引いたかも。だが、そんなことで根を上げてる暇はない。徐々に明るくなっていく中で、撮影ポイントを探す。・・・・ない。島の先は断崖絶壁だし、周りには木が生い茂っていてあまり眺めがよくない。灯台があるが、当然立ち入り禁止だし。くっ、こんなことなら勝浦辺りのもちっとの平地なところにしとけばよかった。が、今からでは間に合わないのでどうしようか思案していると、太公望らしきオヤヂが2人、崖を降りていく。オレもそっちへ行ってみると、どうやら崖下の岩場まで続いていて、オヤヂたちはそこで釣りをするようだ。こんな崖っぷちに道を作ってまで釣りをするなんて、なんて無茶なオヤヂどもだが、道のとちうにロープが張ってあるのを見ると、どうやらここはもはや暗黙の了解ということらしい。で、オレもこそこそいっしょについて行き、崖のとちうの席をゲット。なんとか場所は確保できた・・・・が、またもや問題発生。なんか曇ってるし。昨日の二見ヶ浦よりさらに雲が多い(昨日のことなんだけど、なんかすごい前の事のように感じる・・・・)。どうしようかさんざん迷ったが、それでもしばらく待ってると・・・・


 なんとかご来光をゲット。

 しかし、これじゃあ及第点も取れやしない。

 もちっと晴れて欲しかったな。


 相当待ってこれじゃあ、なんとも嬉しくないが、自然相手ではどうにもならない。多分冬場だときれいなんだろうが・・・・。

 このままではつまらないので、熊野古道巡りをする前に潮岬をチェック。


ほい、本州最南端。

北海道でも思ったんだけど、

最果ての地ってやたら寂しいっす。


 想像通りの寂しい風景ですな。灯台があって、ちょろっと展望台があって、お土産屋があって、おしまい。ただ、やたらとキャンパーが多い。テントがそこら中に張ってあって、なんとなくいい眺めじゃない。ま、これは個人の感想なんで、キャンパーを別に嫌ってるわけじゃないけど、あんまり狭いところにすし詰め状態で張られると、端から見るとあまりいい感じがしないのだ。オレもよく車中泊するので(つーか昨日もしてる)、人の事言えないけどね。

 5:45、いよいよ熊野古道へ向けて出発。まずはここから1番近くにある大門坂へ行く事に。昨日と同じR42をひたすら進み、7:00到着。とちう橋杭岩という奇岩がが立ち並んだ場所があったが、面倒なのでパスしてしまった。正直、それどころぢゃないので。


 大門坂入り口付近の夫婦杉。

 両木とも樹齢800年なんだそうだ。

 ・・・・それでは、熊野詣全盛の頃って、

 この両木は生えてなかった・・・・?。


もちっと先。

きれいな石畳で歩きやすいですな。


 おお〜〜!。いい感じですな。1000年も前にこんな整備された道があったなんて、正直驚きですな。つーか、下手すれば近世あたりの道よりよっぽどいいかもよ。まさに権力者の道楽というやつですな。
 この大門坂は入り口から熊野那智大社まで約1.2kmあるのだが、それを往復するとなると1時間近くかかってしまうので、ちょろっと見ただけで引き返す。少々残念だが、この後の予定がてんこ盛りなので、早々に移動することに。

 8:00、次の目的地、大雲取入り口到着。ここで何をするかって、この先には先に書いた円座があるので、行ってみるのだ。ちょっとした山道だが、ま、大丈夫でしょう。で、到着したはいいが、駐車場がなくて困ってしまった。む〜。が、すぐ側に廃校があったので、そこに置かせてもらうことに。わざわざ「トイレ」なんて看板がある以上、置いても差し支えないでしょう。草むしりしてるオヤヂがいたが、気にしない気にしない。

 で、早速登り始める。・・・・なんというか、オレがよく行く近所のトレッキングコースと変わらん。山道は歩き慣れてるが、ジーパンだし普段の靴なのでやっぱ歩きにくい。ま、円座石まで20分程度なので我慢我慢。


 円座石。

 すぐ横の説明書きによると、

 昔の修験者が造ったものだそうだ。



 円座石に彫られている模様。これが何を意味しているのか・・・・オレが知りたいくらい。誰か知ってたら教えて下さいまし。ま、梵字なんだろうけどね。ちなみに、この付近は何かあったらしく、石垣の跡があったが、その事については何の説明もなかった。そういうもんか?

 さて、見るもん見たし、さくさく移動ぢゃ。9:30に大雲取を出発したオレは、発心門王子を目指す。とちうの道の駅で場所の情報と遅い朝飯を仕入れる(もし聞いてなかったら、完全に立ち往生してたよ)。


10:50、発心門王子到着。

この先が熊野本宮大社の神域とされているようですな。

なかなかきれいなお堂です。

ここまでの走行距離820km。


 ようやく?、五体王子の1つ目をゲット!!。・・・・なんか某アイドルグループのやらせテレビ番組と同じことをしているように感じるのはオレの気のせいか?。が、そんな下らない事で悩んでいる暇はない。次へ行くぞ、次へ。


 12:00、滝尻王子到着。

 この先が熊野御山の声聖域の始まりとされています。

 そのせいか、やたら観光客が多い。

 ここまでの走行距離880km。


 本来の熊野詣では、滝尻→発心門と行くのだが(その他にも王子はあるけど略)、ルート上、逆走するしかないので、説明が逆になるのは仕方ないですな。もちろんこの先の王子も同じことが言えるのだが、あんま気にしないように。


12:45、稲葉根王子到着。

この付近の富田川は一の瀬の垢離場で、

一度この流れを渡れば、あらゆる悪業煩悩が

消えると信じられていたようで。

ここまでの走行距離900km。


 看板が小さくて、なんとも場所が分かりにくい。おかげで観光協会に電話して聞いたうえに、あちこち探し回ってしまった。歩いてると気づくかもしれないけど、車でさくさく移動してるとちと大変かも。それにしても、他の五体王子より、この王子に関する情報が少ないようだ。起源とか歴史とかにあまり触れてないし。ひょっとして、相当謎な王子なのかもな。先ほどの滝尻王子に比べて、人っ子一人いなかった。ちょっと熊野から離れるとすぐこれだ。ま、人間なんてそんなものか。

 ふぅ、これで3つ制覇だ。残り後2つ。気合入れていきますか。

 続いて切目王子に向かう。・・・・が、なんだかえらい車が多い。どうやらR42へ出てしまったようだ。ナンバー見ると大阪、なにわ、神戸辺りばっか。地元の車なんて見やしない。ま、そんななかでも、オレの車のナンバーは特別目立ってるがな。


 13:50、切目王子到着。

 1500年ほど前の建立された(らしい)、
 
 由緒ある王子(神社)。

 ここまでの走行距離930km。


 ここも分かりにくい。地元のおばさんに聞いて、ようやっと発見。ここの人達は「五体王子」って言ってたが、それはちと違うんじゃないでせうか・・・・?ま、いいけど。それにしても、ようやく、ようやくゴールが見えてきた。残るは藤代王子ただ1つ。頑張れ。頑張るんだオレ!。

 ・・・・・・・・・・大渋滞発生。匍匐前進程度しか動かない。なんでも、阪和自動車道で事故が発生したらしい。しかも、下の道まで渋滞らしいし。・・・・このビ○チ野郎!。こんな時に事故なんか起こしてんじゃねえよ!。周りはともかく。このオレに迷惑をかけやがって。一体全体、どういうつもりだ?お前らが何処で事故を起こそうがそれはお前らの勝手だけど、オレの行く手を遮ってんじゃねーよ!
 ふぅ、思わずアドレナリンが急激に分泌されてしまったようだ。落ち着け、落ち着くんだオレ。もう少し、もう少しだけ我慢すれば目的地に到着する。そう何度も言い聞かせ、我慢に我慢を重ね、じりじり、じりじりと進み、ようやっと渋滞脱出。全く、いい迷惑だよ。

 さて、目的地のある海南市に到着したが、当然場所は不明なので、コンビニでフランクフルトと引換に情報収集。すると、ここからすぐ側に藤白神社という神社があり、どうやらそこが藤代王子らしい。それならとそそくさと行って見ると・・・・


16:00、藤代王子到着。

ここは、熊野3山への鳥居の役目、

つまり聖域への入り口としての役割だったようだ。

ここまでの走行距離990km。

 

 うふふふふふふふふふふ。ようやっと、ようやっと5体王子を制覇したぞ。昼飯も食べず、温泉にもよらず、渋滞に巻き込まれてもあきらめずに頑張ってきた甲斐があったというものだ。熊野古道を訪れる人はあっても、5体王子を全部回る人ってあんま多くないと思うぞ。それよか、どちらかというと、熊野詣を歩いて制覇する人のほうが、5体王子を訪れるよか多いかも。てか、歩いて熊野詣をする人って、多分全部の王子も訪れるんだろうね。こだわって、各地のいろいろな儀式をしながら・・・・。オレもしてみたいけど、時間と予算と体力がないので無理。そんな夢見たって仕方ないので、オレはオレのできることをするだけ。

 さて、当面の目標はクリアした。で、これからどうするか・・・・って、実はもう行き先は考えてある。そこは百舌鳥耳原稜。いわゆる仁徳天皇稜だ。オレは少々偏見があって、大阪という地は好きぢゃない(ほんとに偏見)。ただ、世界最大の古墳の1つを見てみたかったので、行ってみることにしたのだ。そうでもしないと、大阪の地に行くことなんてないだろうからね。

 藤代王子近辺のやたらと狭い路地を抜け出して、いざ出発。阪和自動車道を北上し、さらに阪神高速へ。ナビ任せなので、何処にどう向かっているのかさっぱり分からないが、17:30、百舌鳥耳原稜到着。ここまでの走行距離1060km。

 ・・・・・・・・・・でかいですな。堀があって、その周りに柵があるのだが、それがはるか先まで続いてる。どんな感じかというと・・・・


 こんな感じ。

 これが延々と続く。

 これじゃあ中に何があるのか分からんな。


 で、そのまま外周を歩いてみることにした。何かあるかもと思って。ところが・・・・


どこまで行っても同じ風景。

何の変化も無し。

つまらん・・・・


 いや、ほんとにつまらん。観光客なんぞ全然いないし(時間が時間だからねぇ)、周りには何もないし。結局何の変哲もない外周(約3キロ)を1周して終わってしまった。「一体なんだったんだ・・・・?」なんて思いながら駐車場の側まで来ると、ようやっと拝殿・・・・というか、参拝するところを見つけた。


 参拝所?

 きれいな「柵」ですな。


百舌鳥耳原稜全景。

はっきり言って、中の様子はさっぱり分からんかった。

周りを見ることに何の価値も無い事に今頃気づくとは・・・・。

先にこの写真を見ればよかったですな。

ちなみに、駐車場は天皇陵右下にあり、

オレはそのまま反時計回りで進んでしまったのだった。

無知とは悲しい事ですな。。。


 百舌鳥耳原稜の南に公園があり、その中に結構大きい建物があった。ひょっとしたらその建物から全景が見られるのかもしれないが、オレが見たところ閉まっていた。恐らくもうちっと早く着いていれば入れたのだろうが、時すでに遅し。この次の機会は・・・・もうなさそうなので、このさしんで我慢すべし。

 そういえば、全然関係ないが、「柵の中には入らない」みたいなことが書いてあるすぐ脇で、1人のニーヤンが堂々と釣りをしていた。獲物はどうやら、誰が放流したらしい鯉だ。どうみても餌に反応する様子は無いが、全然気にせず釣り糸を垂れていた。何を考えているのやら・・・・。(オレも中に入ってみたかったが、場所が場所なだけに、これ以上の無茶はしたくないので、断念しました。ちょびっとだけ探検したい気もしたが・・・・)。

 17:30、いいかげん疲れたし腹も減ったので、そろそろ退散しよう。堺市の辺りをあちこち探し、一軒の飯屋でテキトーに見繕って食べる。本来なら大阪ならではのものが食べたいが、GWだからか飯屋はどこもいっぱいで選択の余地が無かったっす。ま。いかに大阪らしいといっても、たこ焼き定食的なものは勘弁だけど・・・・。

 さて、腹も膨れたし、次は温泉だ。今日はあまりの強行軍の為、一回も温泉に浸かってないので、できれば「当たり」なところがいいが、こんな街中だとさすがにでかい期待はできない。ナビに路地裏みたいなところを走らされたり、どっからみてもどんづまりみたいなところに突っ込まされたりと散々な目に遭いながら、なんとか一軒の温泉に到着。


ラスパ大阪。

温泉というよりスパ施設。

湯温が少々高めなので、

ゆっくりは疲れないですな。

ちなみに温泉は塩素臭有有・・・・。


 時間が遅かったので、あんまゆっくりしてられなかった。温泉が熱くて、ゆっくり浸かってられなかったのも残念。それでも入らないよりいい。いいかげん疲れてたし、汗が気持ち悪かったし。

 心も体もリフレッシュ完了。で、どうしよう・・・・。ん?あれ?ほんとに、どうしよう。何も考えてないや。・・・・・・・・・・帰ろかな。十分見たいもの見たし、強行軍で疲れたし。ゆっくりしてると今度は夜が明けてしまうので、ちゃきちゃきホームに向かいませう。

 21:40、いざ出発。近畿自動車道を南へ・・・・ってあれ?名神に行くなら北ぢゃないのか?どっから行くんだ?って不思議に思ったら、なんと西名阪に入っていった。ふーん、そういうルートもあるのか。そういえば昔使ってた事もあったな。そうすると、そのまま名阪国道か?

 ・・・・22:30、予想通り、名阪国道入り。問題は、ここでどれだけ頑張れるかだ。・・・・何がって?気にしない気にしない。とりあえず無理しないように、気をつけて、巡航速度で走る。名阪国道は、天理から亀山まで信号が全く無いのがいいが、そのかわりオービスが数箇所ある。バイパスになってるとはいえ、ここは一般国道。最高時速はおそらく60km/h(たぶんです。自信無い)。ナビオプションのレーダーの音にちういしつつ、覆面が巡回していないか周りの車の動きを警戒する。が、結局何事も無く無事通過。いつもこうだといいのにねぇ。

 23:10、東名阪入。で、御在所S.Aで休憩。眠い。こういうときに無理は禁物。眠れなくても休むのがベストです。

 一睡もできなかったが、まあまあ休めたので出発。すると・・・・ナビが次のインターで出るように指示。???訳分からん。下走るのか?まあいいや。ナビの指示通りに降りると・・・・再びインターに入るように指示。ますます訳分からん。一体何がしたいんだ?

 ・・・・分かった。伊勢湾岸自動車道だ。こちらに入るような指示だったんだ。御在所S.Aを出てすぐだと、ナビの指示が間に合わなかったんだな。それにしても、いつの間にこんなもん出来てたんだ?いや作ってたのは知ってたが、まさか完成してたとは思わなかった。しかもこちらルートということは、この先東名のどこかに繋がってるはずだし。ま、確かに名古屋を抜けるよりははるかに速いわな。

 ・・・・伊勢湾岸道は豊田で合流しました。そういえば、なんかたいそうなもん作ってたな。確かにこのルートなら、三重方面には結構早く到着できるかもな。今までの名古屋から東名阪抜けるルートよりは、30〜60分くらいは短縮できるかも。測ってみないと何とも言えないけど。(たぶん、つ〜か絶対測らないだろうな・・・・。面倒だし、時間とお金の無駄遣いだからな)。

 東名に入ったら、やたらと車の台数が増えたようだ。右も左も車ばっか。どう考えてもGWに浮かれてる連中ばっかだろう。・・・・もちろんオレもだけど。正直なところ、結構疲れが溜まってるので、S.A等での休みを多めにして走る。なんせ、名古屋に何時に入って、東名に何時に入ってといった時間を覚えてる余裕もないくらい疲れが溜まってるからな。その時は覚えてるんだけど、いざそれを記録しようと思ったら全然覚えてないのだ。なんぼなんでも、その状態で、全然大丈夫とはとても言えない。ゆっくりゆっくり、のんびりのんびり。それもまた好好。とにかく、無事にホームに帰り着く事だけを考えよう。

 3:15、なんとかどうにか到着。さすがに疲れた。いいかげん疲れた。死ぬほど疲れた。よく考えてみれば、3:00頃に起きて今3:00だから、完全に徹夜ぢゃん。しかも、熊野古道歩いたり、延々と車運転し続けたりと、休む暇もないくらい忙しかったからな。そら疲れて当たり前だよ。ま、今回はかな〜りいろいろ行けたから、面白かったけどね。
 ただ、車中泊はもう無理かも。さすがに体調崩しやすい気がするし、いいかげん年を感じてしまう。もっと毛布とかの準備をすればいいんだけど、どの程度のものを準備すればいいのかビミョーだし、多めに持ってくと無駄にかさ張るのでそれもイヤだし。きちんと計画を立てて行動できればいいんだけど、それはオレには不可能だし。

 ま、今後のことは今後決めよう。なるようになるから。


今回のお土産。

木刀・・・・ではなく、誰がどう見ても杖だ。

当然人をピーするためのものではなく、

山道を歩く時の支えにするためのものだ。

本当だぞ。。。

 

 

※余談@ 外宮の写真に写っているものは、たぶん浮遊霊や自爆霊、ましてや悪霊の類ではない。なんでって、ここは伊勢神宮(外宮)。皇祖神を祀る神道の中心地だ(正確には内宮だけど)。そんな場所で、霊や悪霊といった輩が存在できるわけないのだ(・・・・はず)。なぜって、神様は、成仏できない幽霊なんかに興味ないので、そういった類のものは追い返しちゃうのだ。だから、不幽霊はその神格にすがって来るが、結局追い返されてしまうのだ。だから、この地で彷徨っている霊魂はすごい多いのだ。じゃあ、あの写真の正体は何かというと、「か・・・・・・・・・・・・・・・・・・」。なんでもないです。忘れてくださいませ。

※余談A 今回はあまりに霊体験(らしきもの)が多かった。今まで何も感じてなかったのが嘘みたい。ま、きっかけは去年の恐山だろうけどね。で、ふと思い出したのが昔の後輩の言葉「天戯先輩って、結構霊感ありますよ。あまり(霊を)視る力はないけど。ただ、修行すれば、視たりお祓いしたりできるようになると思います」。・・・・オレは霊なんぞ視たくないので断った。今も霊を視ることはできない(視えるようになりたくないし)。たぶん、神社とか霊地とか、あちこち巡っているので、霊感だけは伸びたのだろう。