近江・越前旅行


期間・・・・平成15年11月7日(金)夜〜9日(日)

目的・・・・散策

総移動距離・・・・1200Km


 それは突然訪れた。11月5日(水)に、10日(月)の日が休みであると判明したのだ。マヂで知らんかった。「これは、何処かへ行かなくては男がすたる」と思いつつ、あまりに突然の事なので何も思いつかない。いや、そういえば、最近少しだけお知り合いになった(と勝手に思い込んでいる)方のHPに、安土城の跡地へ行ったという事が書かれていた。そういえば、何年か前、安土城の発掘のことがNHKで紹介されたことがあるな。・・・・悪くないな。横に長い静岡県を抜けるのがかったるくて西へはあまり行かなかったが、これを機に関西方面にも足をのばしてみようかな。今回も一人でもいいが、たまには生贄が欲しいな。そうだ、福井在住のひい氏に連絡してみよう。・・・・OKだって。うふふふふ。それでは、数年ぶりの再会といきますか。とりあえず、合流場所を米原駅として、時間は適当に。旅費をケチるため、いや違った節約するため、国道を移動する事に。すると、米原駅へ到着するのは、朝出発するとどうしても午後になってしまうので、夜出発する事にした。 

 21:00出発。R1をひたすら西へ。途中の有料道路は22:00頃(確かこの時間だったと思う)に全て無料になるので、そこを悠々と通る。が、いかんせん夜のバイパスはトラックが多い。一般国道を走るよりはるかに効率はいいが、「頼むからもう少しスピーディに走ってくれ」などと思いつつも順調に愛知県は豊橋市へ。かつての本拠地は何も変わってなかった。が、名古屋に入ると状況が一変する。R1からR23へ、さらにR41からR22へと移動するが、どこもかしこも工事中で、都市高速らしき建築物が至る所で建築されている。愛知県はいつから土建王国になったんだ?ちょっと気分を害されつつも、さらに休む事無く移動。岐阜県に入り、さらにR21を一路滋賀県へ。米原に到着したのは4:00.。といあえず目的地は目前なので、ドライブインでさすがに少し一休み。・・・・6:00起床。って2時間しか寝てねーじゃん。うおー、体がだるい!。疲れが全然取れてねー!。当たり前か、あの狭い車の中で寝てたんじゃ。まあ仕方ない、自分で選んだ事だから。

 さて、外の様子はどうだろう。昨日の予報では晴れで降水確率0%だから、さぞ晴れ渡っているに違いない、と思っていたら・・・・なんじゃこりゃー!。何も見えんぞ。空はどんよりどよどよしてるし、辺り一面真っ白け。曇りの上にガスまで出てるのかよ。最近こんなんばっか。まあ、雨は降らないという予報なので、だんだん晴れてくるに違いない。気を取り直して、少しこの辺りを散策してみよう。とりあえず、一番近い温泉を探すと、彦根市にあるようなので行ってみた。が、残念ながら9:00から。当たり前か。こんな朝っぱらからやってるわけないわな。というわけで、今度はなんとなく北を目指す事にした。


 まずは長浜城へ行ってみた。

 なんともこじんまりとした城だ。

 早朝なので当然中へは入れず。

 ちなみに、すぐ横には琵琶湖があるぞ。


 むー、まだ時間が有り余っている。仕方ないのでもう少し時間を潰そうかな。


彦根城だよーん。山城。

ズームを最大にしても

このとおり。

もうちっと近づけばよかったかな。


 ・・・・さて、ぼちぼち時間も頃合だし、温泉でゆっくりしますか。・・・・というわけで、やってきたのは極楽湯。9:00を待つようにして入ってきたぞ。


 まあ、いわゆる銭湯ですな。

 中には日焼けマシーンという

 よく分からんものがある。

 釜風呂がチョーおすすめかな。


 ひとっ風呂あびて体をさっぱりさせてると、ひい氏から連絡があり、10:30頃米原に到着するという事だ。ではオレもぼちぼち出立しますか。
 ・・・・「久しぶりー」と、なんのひねりもない挨拶。ひい氏は無精ひげなんぞ生やしていた。似合わねー。だが、数年振りの再会。やはりそこそこ嬉しい。・・・・酷い?。とりあえず小腹がすいてきたのでどこぞでなんか食べてから、安土城に行く事にしたのだが、R8を安土方面に向かうと・・・・店の一軒もなくなってしまった。ひょっとして、この空っ腹で、城跡に登るのか?。勘弁してくれ。


安土山全景。

てっぺんの一本の木がちゃーみんぐ。

昔はこの山全体が城だったとは、

ちと想像つかないな。

信長はスケールが違うぜ!


 安土城跡に到着したぞ。この頃には日はさんさんと降り注ぎ、見事な秋晴れを演出していた。人影はまばらだが、全然いないわけではなさそうだ。入り口は発掘作業中の為、一部制限があるようだ。


 左右は発掘作業中の為立ち入り禁止。

 右手の木は桜のようだ。

 春に来れば、きれいだろうな。


お気に入りの一枚。ひい氏の撮影。

どうしても、大手道をバックに写真を撮りたかった。

実は、もうこの時点で、足がカクカクしていた。

恐るべし空腹と睡眠不足。

ちなみに、グラサンをかけているのは、

目線を入れるのが面倒だから。本当だぞ。


こちらは、自分で撮影。

400年以上前にこれだけのものを

作る技術もすごいが、

作ろうという気になるのもすごい。


 上から撮影。

 なんだかよくわからない写真だな。

 しかし、よく見ると、

 左右にはきちんと側溝があるぞ。

 すげー!


道のあちこちにある石仏。

方角はばらばら。

あまりに地味なため、

石仏のプレートがないと、

絶対気づかないと思うぞ。


またまた変なものを発見!。

どう見ても足跡・・・・だと思う。

が、大きさは40cm位。

偏平足の巨人の足跡か?


 丁度中間辺りにある石碑。

 「護國駄都塔」とかいてあるようだ。

 オレは漢詩は全然ダメなので

 誰か訳を教えてくれー。


織田信長公本廟と書かれている。

つまりお墓って事?


 ここが入り口。

 この門の向こうにお墓がある。

 が、残念ながら立ち入り禁止。


門の外から撮影。

なんでも1583年に羽柴秀吉が、

この信長廟を建築したらしい。

廟はきれいに掃除されている。

廟中央上に人影らしきものが、

あるような、ないような・・・・。


かつての優雅な石垣も、

歳月には勝てず、

草木の寝床となっている。


 この方角に琵琶湖が見える・・・・はず。

 今日は霞がかってよく見えなかった。

 残念。


「おお、こっちは見えるぞ」と思ったら、

こちらは、西の湖という湖だった。

なんか悔しい。


 「天守閣址」だって。

 ようやく山頂かよ。


天守閣址。

って、原っぱのような気がするな。

写真では分かりにくいけど、

周りには石垣が組んであった。


 ハ見寺跡。3重の塔。

 なんでも1454年に建立されたらしい。

 安土城築城より122年古いんだって。

 紅葉がきれいだ。


大手道とは別ルートの道。

この辺はまだ紅葉してないな。


 ハ見寺を守るようにある仁王門。

 1571年の建立との事。

 という事は、少なくとも安土城の築城前からあった?。

 ちなみに、この仁王門と両脇の金剛力士像は、

 重要文化財だそうだ。


 実は安土山全体は見寺の所有地となっており、「特別のはからい」で一般公開されているらしい。ちなみに今の見寺は大手道の途中にある。が、残念ながら今の見寺の写真はない。いらないと思って撮ってこなかったのだ。あちこちにある解説を読んでいるうちにその事実を知ったのだが、とてもじゃないがもう一度大手道を登る気にならなかった。

 一通り安土城跡を見学した後、ほんとは安土城の天守閣の復元模型(なんと1/1スケール)がある『信長の館』へ向かう予定だったが、二人とも腹が減って腹が減って腹が減ったので、一度ひい氏お勧めの日牟礼八幡宮を参拝し、そこで昼を食べようということになった。とりあえず車を停め、近くの食堂へ。が、ここで奇妙なメニューを発見する。その名は「きつね丼」。なんだそりゃ?丼の上に油揚げがのってるのか?ひい氏も知らないと言うし、関西限定の食べ物か?うーん気になる。結局みそかつ定食にしたけど。


ひい氏は「近江八幡」といってたけど、

正式には日牟礼八幡宮ね。

だってナビで検索しても出てこねーんだもん。

騙されたぜ!


 日牟礼八幡宮は、秀吉が建築した

 近江八幡城のふもとにある。

 これは、琵琶湖まで続く運河兼堀。

 とてもきれいな石垣だ。紅葉もよかった。


 この辺りを散策していると、ひい氏はメルトモ(♀)!と電話を始めてしまい、一人でふらふらしていた。が、あまりに退屈なので車の中でしばし休憩しようとしたが、完全にナチュラル・ハイ状態となってしまった為、体は死ぬほど疲れていても、全く眠気がない。とりあえず「ごめーん」とかいって遅れてきたひい氏とともに、『信長の館』へ。


信長の館。

この中に安土城天守閣がある。

時間の関係上、

となりにある資料館はパス。


 黄金の天守閣。

 でかすぎて、全部入りきらない。


人目もはばからず、寝っころがって撮影。

が、それでもだめ。

努力はしたのだが。


 別角度から撮影。

 フラッシュは禁止なのだが、

 それでもこれだけの輝き。


安土城5階の内部。

仏教的な感じ。

かなりのピンぼけ。


 こちらは6階内部。

 よく見えないが、

 これが精一杯。


安土城の模型。

奇抜と言うか斬新と言うか、

とにかく発想が違う。


入り口にある日時計(左の写真)。

右はその裏側。

なんなんだろうねえ。


 池のアヒル。

 やたらと羽の手入れをしていた。こっちには全く無関心。

 羽をむしりとって羽毛にするか、北京ダックにするか。

 悩みは尽きない。


 そろそろ時間も限界のようだ。この後、ひい氏のお宅に1泊させてもらう事になったので、高速を使って福井は越前町まで移動する事に。途中何回か睡魔が襲い掛かってきたが、必死の防戦とひい氏のサポートによりこれを撃破。時間を短縮するため遅い車をぶち抜くなどの荒業をしつつ(普段はこんなことしないぞ)、無事に到着。そのまま温泉へ。


越前温泉漁火。

ここの露天風呂からは日本海が望める。

夕方の眺めは最高!に違いない。

これは朝撮影。


 ひとっ風呂して体が温まり、ようやくひい氏の自宅へ。いつもいつも突然すいません(前回も突然訪問してしまった。記録は無し)。
 色々とりとめのない話をしたが、ひい氏の「ぷらいばしー」の関係でやめときます。うーん書きたい。
 そんなこんなでひい氏宅に一泊させてもらいました。ひい氏と家族の皆さん、お世話になりました。また突然伺わせてもらいます。


 翌朝、ひい氏と別れ、一人旅をいよいよ再開。まずは越前海岸をどちらに行くか?。南に向かうとまた滋賀に戻ってしまうので、北に向かう事にするか。


 漁港。

 この辺りは釣りのメッカらしい。

 ひい氏は最近まで知らなかったらしいけど。


越前海岸は、

ごつごつした岩肌が特徴。

こういった岩が無数にある。


 切り立った断崖絶壁。

 山のすぐ横に海岸線が。

 こんなとこばっか。


しかーし!。

オレはこの手の風景が大好きなのだ。

岩にへばりついたような木々が

絵になるよね。


 北上中に、水仙の里というところで一休み。

 ・・・・って、温泉こっちていう方に行ったら、

 「青年の家」だって。

 あんま旅行者を馬鹿にすんなよ(怒)!


 さて、越前海岸もぼちぼち終わりだ。そしてその先にあるのは・・・・とーーーーじんぼーーーー!!。パチパチパチ。そう、泣く子も黙る自殺の名所。こんなところに一人で来ること自体自殺行為(?)のようなものだが、そんなことはお構いなし!。気合と根性で撮影してきたぞ。


はい、これが石碑です。

ちょうど人がいなかったので、パチリ。

向こう側は日本海の荒波。当たり前か。

風が強くて、めちゃめちゃ寒かったぞ。


ここ、東尋坊は自殺の名所であることは先に書いた通りだ。

さあ、君のサードアイを開いて、未知との遭遇に挑戦だ!


 ひとしきり東尋坊を楽しんだ後、永平寺へ向かうことにした。が、ここでおなじみ(?)のアクシデント。あまりに写真を撮りすぎて、容量が一杯になってしまった!。やはりファインモードでは容量を食いすぎる。どないしよう。あきらめるか?。いやじゃー、何が何でもオレは行くぞ!。とりあえずスマートメディアを買うために福井市へ。一部渋滞でゴミゴミしていたが、なんとかパソコンショップを探し出し、128Mのスマートメディアを購入。これなら少々撮っても大丈夫。では改めて永平寺へ向かうことにしよう。とりあえずナビで検索してみると・・・・あと約12Km!なんかすごい近いぞ。東尋坊の辺りで約40Kmくらいだったから、知らないうちに近づいていたのか。これぞ「ひょうたんから駒」というやつだな。好好。では早速行くことにしよう。


 永平寺の入り口。

 観光客は少なそうに見えるが、

 実はベラボーにいた。

 ほとんどジジとババばっか。


入り口内の銀杏(いちょう)。

熟れ頃で、とても臭い!。

下に行くと「爆弾」が落ちてきそうだ。


 拝観前の説明。説明の最後に、

 「基本的に何処を撮影しても自由だけど、

 絶対に修行僧を撮影してはいけません」だって。

 オレの事かい!?


永平寺のあちこちです。

どこも紅葉がきれいだ。

ただ曇りなので、全体的に

薄暗い感じがする。


密かに有名(?)な大庫院前の大スリコギ。

これを撫でると、料理が上手になるらしい。

当然オレも撫でてきたぞ。

これでオレもシェフの仲間入り?


この写真は、傘松閣というところの

天井画です。

全部で230枚あります。
その内の5枚(3種類)を見つけ、

願いを込めて祈ると、

「恋が実る、念願がかなう」と

言われています。内訳は、

鯉が2枚、獅子が2枚、リスが1枚。
オレは、薄暗い天井を見上げながら、

延々と探しつづけた。

そして苦労の結果、

5枚の絵を発見した!
だが、しかーし!

オレは間抜けなことに

願いを込めて祈るのを

忘れてしまった!

なんてこったい!!


 永平寺は、とにかく巨大だった。ひい氏の友人が「永平寺株式会社」と称したのは納得がいく。ま、ここを訪れたのは2回目だから巨大なのは知っていたけどね。しかし、傘松閣の天井絵を撮影するのはほんとに苦労した。部屋が薄暗くて絵がはっきり、というかほとんど見えなくて、横っちょにある全体写真で場所を確認しながらの撮影。常に真上を向いていたので、首が痛くなるし、もおサイテー。実は、「どれかの絵を見るといい事がある」程度の知識しか無かったので、撮った写真はあてずっぽう。とりあえず動物っぽいのをしこたま撮りまくり、あとでネットで確認したのだ。前来た時はもっと明るくて、きちんとガイドがいて、色々説明しながら見学したけど、今回は全然そんな事はなかった。永平寺もケチくなったのう。ちなみに、中央のリスの絵だけは自信がない。違っていたら勘弁ね。

 一通り見学し、さあ帰ろうと思ったら、周りにはだれもいない。おや?ひょっとしてオレ一人?マジですか!!いや違った。まだ何人かいた。よかったよかった。じゃあ出口付近にある宝物館も見学しておこう。無料だし。永平寺の全体図など、いくつか興味あるものがあったので写真に残そうと思ったら、撮影禁止だって。残念。


 現在16:00過ぎ。

 人影はほとんどない。

 ちなみに、拝観に入るのは16:00頃までらしい。


 さて、ひとしきり見学を終えたら、外はもう夕暮れ。周りのおみやげ屋もほとんど店じまいしている。オレもぼちぼち帰ることにしますか。・・・・いや、違う。帰る前にもう一仕事あった。温泉で一休みしていこう。体も冷えてるし。というわけで、早速ナビで検索。勝山温泉というところが近いようだ。


勝山温泉センター 水芭蕉。

そこそこリーズナブル。

露天風呂がないのは、減点。


 この水芭蕉で夕飯を食べたのだが、その時暇つぶしにメニューを見ていると、またあの不思議な名前が!そう日牟礼八幡宮の食堂で見た「きつね丼」だ。しまった。気が付かなかった。これで当分「きつね丼」が頭から離れそうにないな。今度関西に行ったら、今度こそ食べてみよ。

 ふーっ。ようやく一段落した。さてさて帰りますか。いつもなら国道を使用するのだが、今回は北陸道を使って帰ろう。それでも6時間もかかるので、ゆっくり帰ることにする。北陸道から名神、さらに東名と移動。しかし、移動するたびにトラックの数が増えていく気がするな。静岡の辺りでは車とトラックの割合が1:9くらいだ。一昔前より減ったとはいえ、相変わらず馬鹿みたいにスピードを出すトラックはまだいる。しかも雨の中でだ。「てめーらいいかげんにしろ!」と思いつつも、少しでも疲れをためないように我慢我慢。思うに、80〜100km/hくらいが、一番負担をかけないスピードの気がする。

 1:00、無事到着。いつもの如く頭がクラクラする。毎回思うことだが、行けるとこまで行ったはいいが、その後帰るのにベラボーな時間を要するのは、とてもつらいものがある。とりあえず、今後の課題として、帰り道の温泉の確保かな。深夜までやってるとこ。・・・・ってあるのか?そんなとこ。


 今回、自分に買ってきたおみやげ。

 信長の花押の入った信楽焼の湯呑と、

 「天下布武」の印。

 ・・・・なんでこんなもん買ったんだろう?